BLW④ 手づかみを成功させるコツ
食べることが楽しくなければ食は進みません。
離乳食は生きていくための練習の1つですが、
ただガイドに沿ってご飯を食べさせればいいというわけではないのです。
「食べること」を苦にさせてはいけません。
BLWに興味がない人でもここの項目は自分の子の離乳食や普段の食事に取り込めるところがあるのではないでしょうか。
- 初めのうちは「食事=遊び」の時間である
大人でも食べたくない時に口に食べ物を突っ込まれたら嫌な気分になるでしょう。
食事の時間は「経験」の時間でもあります。
見てるだけだったり、遊んでるだけでも大丈夫です。
ご飯を食べない大人はいません。
赤ちゃんの食欲にはムラがあります。
食べなかったらミルクや母乳で補填してあげれば問題ありません。
離乳食が始まっても授乳は欲しがるだけあげます。
赤ちゃんは自分のペースで授乳の量や回数を減らしていきます。
- 赤ちゃんも一緒に
できるだけ大人も同じものを食べるようにしましょう。
赤ちゃんは近くの大人を見ています。
新しい食べ物を口に入れるきっかけにもなります。
- 赤ちゃんが掴みやすいものを
くさび状、スティック状。
細長いやわらかい肉が適切です。
数種類用意し、赤ちゃんに好きなように選ばせます。
食べムラがあるため、多めに用意しておと安心です。
BLWを始めた最初の数ヶ月はほんの少ししか食べない赤ちゃんも多いです。
- 汚れ対策をしっかり
初めからは上手く食べられませんし、
赤ちゃんは食べ物をわざと落としたりこぼしたりもします。
床はビニールシートや汚れてもすぐに拭けるビニールのようなマット、
木のイスも座面と側面の間にご飯が入り込んでしまうので
ビニールシートなどでガードしてしまうのがおすすめです。
夏ならオムツ一丁にシリコンビブ、冬なら長そでの洗えるビニールエプロンで仕上げてみてはいかがでしょうか。
- 食事の時間を楽しく
赤ちゃんにはたっぷりと食事の時間を与えてあげてください。
家族全員で食卓を囲みましょう。
食卓でリラックスして楽しめる時間があれば
赤ちゃんは食べ物をさわったり調べたり実験したりするようになります。
そうして新しい食べ物に挑戦していき、食事の時間が待ち遠しくなります。
まとめ
・食事は遊びの時間でもある
・離乳食は母乳やミルクに追加するもの。
授乳は赤ちゃんの好きなだけ続ける。
・大人も赤ちゃんと同じものをなるべく食べる
・初めからはたくさん食べない
・赤ちゃんの食べやすいやわらかさ、形状のものを数種類準備する
・食事の時間に余裕を持つ
・家族全員で食事を
赤ちゃんにとって、これから長い付き合いである「食事」が楽しいものになるといいですね。